ビタミンC誘導体化粧水の失敗しない選び方を紹介!
ビタミンC誘導体の種類と特徴
ビタミンC誘導体は、大きく分けて「水溶性」「脂溶性」「APPS」の3つに分類されています。何がなんだか分からないという人も多いかと思いますが、それぞれに特徴があり、優れた点や注意点も異なりますので、知っておくと自分に合った化粧水選びに迷いません。
肌への浸透率が高い「水溶性」
水溶性のビタミンC誘導体は、水に溶けやすいという性質を持っているため、肌への浸透率が高く、また化粧水や美容液によく使用されている成分です。ビタミンCの効果を素早く発揮してくれる即効性にも長けていますが、浸透が早い分お肌がすぐに乾燥してしまうという欠点もあるため、保湿成分も配合されている化粧水を選ぶか、化粧水の後には保湿クリームを塗るなど工夫が必要です。
肌の奥にまで行き届く「脂溶性」
脂溶性は油分の多いビタミンC誘導体で、化粧水に配合するとベタベタとしたテクスチャになってしまうのが難点です。とは言え、クリームなどの油分の高いケアアイテムであればベタベタはあまり気になりません。即効性は水溶性に劣りますが、時間をかけてゆっくりとお肌の奥にまで成分が浸透していくため、効果を長時間持続させることができます。
両方の特徴を持つ「APPS」
APPSは「アプレシエ」と呼ばれる成分でもあり、商品の成分表などには「パルミチン酸アスコルビル酸」と表記されていることもあります。APPSは水溶性・脂溶性の両方の特徴を持つビタミンC誘導体で、最も高い浸透力を持っているビタミンC誘導体です。ただし、安定性が極端に低いため、化粧水への配合可能な割合が低く、ビタミンC誘導体化粧水になると濃度は低くなりがちです。