なぜビタミンC誘導体が化粧水に配合されるのか?
  1. ビタミンC誘導体が化粧水に配合されるワケ

ビタミンC誘導体化粧水に配合される理由とは?

ビタミンCを誘導体化するワケ

ビタミンCを誘導体化するワケ

シミ・ソバカス・ニキビ・毛穴の黒ずみなどなどいろんな肌トラブルの予防や改善に大活躍してくれるビタミンCですが、ピュアビタミンCをそのままお肌につけると、「すぐに酸化してしまう」「浸透力が低い」といった問題があります。そのため、生ビタミンCを配合している化粧水もカプセル化して配合するなど様々な工夫を凝らしていますが、それでも浸透率の問題は長年なかなか改善されませんでした。

そこで開発されたのがビタミンC誘導体です。ピュアビタミンCは他の分子とくっついた状態で化粧品に配合されることで、皮膚に存在する活性酸素の攻撃から守られ、酸化せずに肌に浸透した後、本来の姿に戻ってその力を発揮することができます。

そもそも非常にもろい成分であるビタミンCは、誘導体化することによってその力を失うことなくお肌の角質層まで無事浸透することができるようになったというわけなのです。そのため、化粧品にはピュアビタミンCよりもビタミンC誘導体を配合したものが多く販売されていますね。

ビタミンC誘導体を取り入れるなら化粧水が断然オススメ!

高濃度のビタミンC誘導体が6%配合されている

お肌にとって嬉しい効果がたくさん得られるビタミンC誘導体ですが、スキンケアに取り入れるなら化粧水がおすすめです。と言うのも、ビタミンCは成分的に不安定なため、美容液や乳液、オイルやクリームのように油分が多く含まれるケアアイテムよりも、水分が主成分の化粧水に配合されている方が壊れにくく、吸収率も高まると言われています。

また、ビタミンC誘導体には皮脂の分泌を抑制させる働きがあるため、化粧水で肌を整えた後には保湿クリームなどでふたをしてあげるのがおすすめです。化粧水にはビタミンC誘導体、保湿クリームにはセラミドやヒアルロン酸などが配合されているアイテムを選ぶようにしてみてくださいね。

ビタミンC誘導体の美容効果

ビタミンC誘導体の美容効果

このように、ビタミンC誘導体をお肌に取り入れることによって、ビタミンCそのものを取り入れる以上にビタミンCが本来持つ美容効果を得ることができるわけなのですが、ビタミンCの状態を安定させたまま取り入れるためにくっつける分子の種類や割合によって、最終的に機能できるビタミンCの量が異なってきます。

ビタミンC誘導体には水溶性・脂溶性、そしてその両方の特徴を備えた新型、と大きく分けて3つの種類があり、例えば水溶性にはリン酸アスコルビルMgやリン酸アスコルビルNa、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビル酸エチルなどの種類があるように、その3種類の中にもそれぞれいくつかのビタミンC誘導体があります。この1つ1つによってビタミンCにくっついている分子の種類や割合が異なるため、それぞれに特徴があり、またピュアビタミンCの含有率も異なってくるのです。

種類別ピュアビタミンC含有率ご紹介

では、よく化粧水に配合されているビタミンC誘導体をいくつか取り上げて、それぞれに配合されているピュアビタミンCの含有率を見てみましょう!

種類 成分名 ピュアビタミンC含有率
水溶性 リン酸アスコルビルNa 49.2%
リン酸アスコルビルMg 60.8%
脂溶性 テトライソパルミチン酸アスコビル 15.6%
新型 APPS 31.5%

ビタミンCに分子をくっつけるというのは、ビタミンCの分子構造の一部を人工的な別の分子に置き換えることによって行われます。それによって壊れにくく浸透しやすいビタミンC誘導体ができ上がるわけですが、その状態でどれだけ純粋なビタミンCが残っているかというのを示したのが上記の表です。

リン酸アスコルビルMgは実にその6割がピュアビタミンCです。例えば水溶性と脂溶性のそれぞれ良いところを抽出して開発された新型のAPPSは、浸透率はかなり高いのですが、それ自体が含むピュアビタミンCの含有率を見てみるとリン酸アスコルビルMgの半分ですね。化粧水におけるビタミンC誘導体の配合率が高くても思った以上に効果が出ないというのも、背後にこういったからくりがあるからなのです。

管理人がおすすめするキャシーズチョイス C-マックスローションの公式サイトはこちら!
PAGE TOP